今回はクラブチームの試合期に取り組んでいる練習の一部を直也コーチが紹介します。

試合が多い時の練習

 試合期の練習は、「量をこなして体力を上げる」ことよりも、「質を高める」ことに重点を置いています。その中で最近ほぼ毎回取り入れているのが30mと50mの計測です。毎回タイムを計ることで、その日の調子や意識して走った時の変化が数字として見えてきます。そして結果に合わせてコーチが細かくアドバイスを行い、子どもたちのモチベーションを高めながら練習を進めています。

 さらに計測したデータを集計し「どんなアップをしたら調子が上がるのか」を分析しています。

 それではここから、良い走りにつながるために意識したいポイントを3つ簡単に紹介していきます!

大事な3つのポイント

30m、50mがゴールではない!?

 30mや50mを「ゴール」として走るのではなく、100mの前半区間を意識した走りをできるかがポイントになってきます。スタートの姿勢から、徐々に身体を上げていくことでスムーズなスピードアップにつながります。

スタートはピッチを速くしすぎない!?

 スタートはとても重要な区間ではありますが、「どれだけ力を使わずに前へ進めるか」がポイントです。100mはトラック競技で一番短い距離ですが、最初の30mで飛ばしすぎると最後失速してしまいます。スタート区間では身体の乗り込みを上手にして後半に足を回せる力を残しておくことが大切です。

腕振りは思っているより“下のほう”で!!

 大会になると、隣のレーンが気になって肩に力が入りやすくなります。その結果、腕を高い位置で振ってしまい、動きが小さくなって、ストライド(歩幅)が伸びにくくなります。「腕は下の方で振る!」と意識するだけで肩の力が抜けて動きが大きくなり、より良い走りにつながります。

 以上、直也コーチ自身も実際に意識していたポイント3つでした!ぜひ練習や大会で参考にしてもらえると嬉しいです。

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